インフルエンザ感染症について香港(〜年)やアメリカ合衆国(〜年)で調べた結果によると,入院率や死亡率は,心臓疾患やがん,肺疾患,腎疾患などのほかの要素にかかわらず,女性よりも男性の方が高かったそうです 1) .. この研究結果は,男性に多くみられる嗜好の違い,例えば喫煙や飲酒などの影響があるでしょうし,突っ込みどころがあります.しかし,マウスを用いた動物実験でも,雄マウスはインフルエンザAの罹患率および死亡率が雌に比べ高いことが示されており,これにはX染色体が関係する可能性が示唆されています 2) .さらに細胞を使った実験でも,閉経前の女性の細胞は,男性や閉経後の女性に比べ,風邪の原因となるライノウイルスに対する免疫反応が強いことがわかっており 3) ,女性ホルモンのエストロゲンが免疫反応を強化する一方,男性ホルモンのテストステロンは免疫力を弱めることが示唆されています. そして世界保健機関(WHO)は「インフルエンザへの感染やその結果について評価するためには,性別の違いを考慮すべき」と指摘しています.. 新規登録 ログイン FAQ 検索. レジデントノートとは Twitter Facebook. 最新号 次号案内 バックナンバー 連載一覧 掲載広告一覧 定期購読 正誤表・更新情報. 最新号 次号案内 バックナンバー 定期購読 正誤表・更新情報. 購入案内 定期購読 定期購読WEB版サービス 定期購読申込状況 定期購読の規約 取扱い書店. ヤンデルの 勝手に索引作ります! ドリル祭り 科学で見る恋愛講座 各科がめざす専門医の姿 かんたん救急エコー塾 画像診断ワンポイントレッスン 編集部レポート 臨床医学Web略語集 羊土社アンケート. レジデントノートから生まれた書籍 研修医向け書籍 ウェブ Gノート 実験医学HP 羊土社TOP 会社案内. レジデントノートトップ こんなにも面白い医学の世界 第回 男風邪. 第回 男風邪. インフルエンザ感染症について香港(〜年)やアメリカ合衆国(〜年)で調べた結果によると,入院率や死亡率は,心臓疾患やがん,肺疾患,腎疾患などのほかの要素にかかわらず,女性よりも男性の方が高かったそうです 1) . この研究結果は,男性に多くみられる嗜好の違い,例えば喫煙や飲酒などの影響があるでしょうし,突っ込みどころがあります.しかし,マウスを用いた動物実験でも,雄マウスはインフルエンザAの罹患率および死亡率が雌に比べ高いことが示されており,これにはX染色体が関係する可能性が示唆されています 2) .さらに細胞を使った実験でも,閉経前の女性の細胞は,男性や閉経後の女性に比べ,風邪の原因となるライノウイルスに対する免疫反応が強いことがわかっており 3) ,女性ホルモンのエストロゲンが免疫反応を強化する一方,男性ホルモンのテストステロンは免疫力を弱めることが示唆されています. そして世界保健機関(WHO)は「インフルエンザへの感染やその結果について評価するためには,性別の違いを考慮すべき」と指摘しています. 今のご時世,性差の話はさまざまな問題があるのかもしれませんが,あくまで生物学的な男女の差を客観的に分析した研究は,ホルモンバランスを考慮した性差による治療法の開発にもつながるかもしれず,無視することはできないのです.. PLoS One, 17:e, (PMID:) Riedl D, et al:Man flu is not a thing - Gender-specific secondary analysis of a prospective randomized-controlled trial for acute rhinosinusitis. J Psychosom Res, :, (PMID:) 著者 中尾篤典(岡山大学医学部 救命救急・災害医学). 月刊 レジデントノート. 最新号 次号案内 バックナンバー 連載一覧 掲載広告一覧 定期購読案内 定期購読WEB版サービス 定期購読申込状況. レジデントノート 増刊. 最新号 次号案内 バックナンバー 定期購読案内. その他の羊土社のページ ウェブGノート 実験医学online 教科書・サブテキスト. 広告出稿をお考えの方へ 広告出稿の案内.
インフル感染者 前週の2倍に 大分県と福岡県で1医療機関あたり30人超…全国2759施設で休校や学年・学級閉鎖
大阪市:インフルエンザの基礎知識 (…>健康・医療>感染症・病気に関すること) が低下します。また、性交渉により、. もあります。 症状 HIVは、感染している人の血液、精液、膣分泌液、母乳に多く含まれ、粘膜や傷口を通してうつります。 感染力が非常に弱いため、性行為以外の社会生活で感染することはまず ほかの人に感染させてしまう危険性. 体内でウイルスが増加し、徐々に免疫力. この間、自覚症状はありませんが、. 本当はこわい性感染症(セックスでうつる病気)|京都済生会病院その他の羊土社のページ ウェブGノート 実験医学online 教科書・サブテキスト. 発熱したお子さんを見守るポイント(保護者向けパンフレット) [PDFKB]. 厚生労働省 インフルエンザ対策関連情報 国立感染症研究所感染症情報センター:インフルエンザ 大阪府インフルエンザを予防しよう. 新規登録 ログイン FAQ 検索. J Psychosom Res, :, (PMID:) 著者 中尾篤典(岡山大学医学部 救命救急・災害医学).
【いつからうつる?】インフルエンザの潜伏期間について
が低下します。また、性交渉により、. もあります。 症状 ほかの人に感染させてしまう危険性. 体内でウイルスが増加し、徐々に免疫力. បាត់៖ 1.インフルエンザはどうやってうつるの? インフルエンザの感染経路は飛沫(ひまつ)感染と接触感染があります。 この間、自覚症状はありませんが、.最新号 次号案内 バックナンバー 定期購読 正誤表・更新情報. 大阪市内の現在の発生状況については、 インフルエンザの発生状況 (大阪市ホームページ)をご確認ください。. HIV(ヒト免疫不全ウイルス、Human Immunodeficiency Virus)による感染症です。このウイルスは血液や精液、腟分泌物(おりもの)のなかにいて、傷ついた皮膚や粘膜から侵入します。HIVがからだに侵入して感染すると2~4週間後に風邪やインフルエンザに似た症状がでますが、自然になおります。その後症状が出ない期間(無症候期)にはいりますが、この期間にHIVは免疫の働きを担うリンパ球(CD4陽性Tリンパ球)に感染してリンパ球をどんどん破壊します。症状はないのでパートナーにうつす危険性があります。CD4陽性Tリンパ球が少なくなると免疫力が低下していき、治療を受けなければ5年~10年でエイズを発症します。エイズになると免疫力が低下しているため普段は病気を引き起こさないようなカビや弱い細菌でも感染して命を脅かすような感染症をおこします。 HIVに感染する人やエイズを発症する人は年がピークで最近は少し減少傾向です。それでもHIVの新規感染者は年間人以上で、エイズになる人は年間人近くいます。. 大阪市役所 表示. 淋菌(Neisseria gonorrhoeae)による感染症で、おりものの増加や不正出血を認めることがあります。淋菌性尿道炎をおこすとおしっこをするとき尿道がすごく痛みます。クラミジアと同様子宮頸部から子宮内膜、卵管へと炎症がひろがり、骨盤腹膜炎や稀に肝周囲炎をおこします。卵管炎や骨盤腹膜炎では発熱と下腹痛を認め、不妊症や子宮外妊娠の原因になります。男性でも精巣上体炎をおこすと精子の輸送がうまくいかなくなり、男性不妊の原因になります。 オーラルセックスで咽頭に淋菌が感染した場合、淋菌性咽頭炎がおこりますが、症状はほとんどなく、性器淋菌感染症よりも治りにくいため、性器淋菌感染症が治っても咽頭の淋菌は残って他の人にうつす原因となります。 診断には子宮や尿道からの分泌物をスライドグラスに塗布、グラム染色を行って顕微鏡で見る方法、分泌物を培地に接種して培養する方法、PCR法に代表される核酸増幅法(PCR法以外にSDA法、TMA法があります)があります。 治療は内服の抗生剤に対する耐性菌が増えてきているため、原則 セフトリアキソン、セフォジジム、スペクチノマイシンといった注射薬で治療しています。子宮頸管炎ではこれらの抗生物質は1回の注射で治ることが多いですが、咽頭炎や骨盤腹膜炎を起こした場合はさらに3~7日間の注射が必要です。スペクチノマイシンは咽頭炎には効果がないと言われています。またセフトリアキソンにも耐性の淋菌が報告されているため、治療が終了したあと3日以降で淋菌が消えているかの効果判定の検査を受けることが重要です。. 手続きやイベントのご案内 表示. このページの作成者・問合せ先 大阪市 健康局大阪市保健所感染症対策課感染症グループ 住所: 〒 大阪市阿倍野区旭町1丁目2番号(あべのメディックス11階) 電話: ファックス: メール送信フォーム. インフルエンザと普通のかぜの違い(比較) インフルエンザ かぜ 発熱 38度以上の高熱 ないかもしくは微熱 主な症状 頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状、のどの痛み、鼻汁など 鼻がムズムズする、のどの痛み、水様の鼻汁、くしゃみ、咳など 悪寒 強い 軽い 発病 急激に発症 比較的ゆっくり 合併症 気管支炎、肺炎など 少ない 発生状況 流行性 散発性. top 手ピカジェル 手ピカジェル プラス 手ピカジェル ホルダー付ピンク 手ピカジェル mini 手ピカジェル プチ 手ピカジェル ローズの香り 手ピカスプレー 手ピカスプレー mini. html )に順次掲載してまいりますので、以前の新型インフルエンザ対策関連情報サイトをお気に入り登録されている方は、ご変更をお願いいたします。. 診断はかゆい部分の陰毛を抜いて根元を顕微鏡で観察し、毛じらみと判定します。 治療は陰毛をすべて剃ることです。毛じらみは毛のない環境では生きていけないため、徐々に減っていき、やがて全滅となります。剃ることができない場合は殺虫剤(フェノトリン)のシャンプーを使用しますが、卵には効果がないので孵化のサイクルにより3~4日ごとに3~4回繰り返して使用します。. インフルエンザワクチンは、インフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防し、健康被害を最小限に留めることを目的としています。 ワクチンの効果は、年齢、本人の体調、免疫状況、そのシーズンの流行するウイルスのタイプの変化などによっても変わります。高齢者ではインフルエンザによる死亡を5分の1に、入院を約3分の1から2分の1にまで減少することが期待できるとされています。また、乳幼児のインフルエンザワクチンの有効性に関しては、報告によって多少幅がありますが、概ね20~60%の発病防止効果があったと報告されています。 65歳以上の方や60~64歳以上で基礎疾患がある方(心臓、腎臓若しくは呼吸器の機能に障がいがあり身の周りの生活を極度に制限される方、又はヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に障がいがあり日常生活がほとんど不可能な方)は、重症化する可能性が高いため、かかりつけの医師とよく相談のうえ、接種をすることをお勧めします。 わが国のインフルエンザワクチンは、世界保健機関(WHO)が推奨したウイルス株を参考にして、前シーズンの流行状況などからその年の流行の中心となるウイルスを予測し、毎年作られています。ワクチンの効果が期待できるのは、接種後2週間から5カ月程度と考えられていますので、毎年流行シーズンの前までに接種することをお勧めします。. 感染しても症状がでなかったり、症状が軽くてすぐにおさまったりするため自分が感染していることに気づきにくい特徴があります。このため、人に感染させたり、知らないうちに病気が進行して重症になることがあります 自分が感染していたらパートナーも感染していることが多く、自分だけ治療しても、治療していないパートナーからまたうつされることがあります(ピンポン感染)。自分とパートナーが同時に治療することが必要です。 性感染症にかかったまま妊娠して治療を行っていない場合はや妊娠中に新しく性感染症にかかると、病気によってはお腹の中の赤ちゃんに感染(胎内感染)したり、腟を通って生まれるときに感染(産道感染)することがあります。生まれてきた赤ちゃんは重い病気になったり、障害がでたりします。. クッキーポリシー OK. インフルエンザウイルスが体内で増殖するスピードはすさまじく、およそ8時間で倍に増殖するといわれています。これはつまり、わずか1つのウイルスが一昼夜、24時間の間に万個にも達することを意味します。 このインフルエンザウイルスが数千万に達すると症状が出始め、発症後3日目以降はウイルスが減少に転ずると考えられています。このことから、一般的に医療機関で広く行われているインフルエンザの検査を受けるには、発症後12時間から48時間程度で受けることが望ましいとされています。 また、インフルエンザは予防接種を受けても感染することがありますが、予防接種を受けていると症状が比較的軽く、発熱も38度に達しないこともあるようです。このため、症状がインフルエンザの典型的症状ではなくても、インフルエンザに感染している可能性があり、つまりは周囲の人に感染させてしまう危険性があります。 特に、ご家族に子供やお年寄り、妊婦さんや基礎疾患をお持ちの方がおられる方などは、普通の風邪の可能性が高いように思っても、大事をとって医療機関を受診し、必要に応じてインフルエンザの検査を受ける習慣をつけておくとよいでしょう。 インフルエンザの潜伏期間や、周囲を感染させる可能性についてみんなが正しい知識を持つことで、感染拡大を防ぐよう協力し合えるといいですね。. J Psychosom Res, :, (PMID:) 著者 中尾篤典(岡山大学医学部 救命救急・災害医学). 文字サイズ変更機能を利用するにはJavaScript(アクティブスクリプト)を有効にしてください。JavaScript(アクティブスクリプト) を無効のまま文字サイズを変更する場合には、ご利用のブラウザの表示メニューから文字サイズを変更してください。. このサイトについて 表示. リンク・著作権等について 個人情報保護方針 所在地案内 他府省、地方支分部局へのリンク アクセシビリティについて サイトの使い方(ヘルプ) RSSについて. 次の項目をクリックすると、知りたい内容が見られます。 インフルエンザと普通のかぜの違い インフルエンザウイルスの種類 かかったかなと思った場合の対応 予防方法の基本 予防啓発ちらし(大阪市版) インフルエンザ関連情報. 人が咳をした際に吐き出される、病原体が含まれるしぶき(飛沫)を吸ったり、人の鼻水や唾液にさわり、その病原体が口から入ることでうつります。 麻しん(はしか)など、非常に感染しやすい病気も多く、大規模な流行を起こす場合があります。 一方、予防接種の効果が高い病気もあります。定期予防接種の対象になっている病気については必ず定期予防接種を終えておきましょう。また、インフルエンザや肺炎球菌などにかかると危険が高い人は、かかりつけ医に相談の上、予防接種を積極的に受けることが大切です。 生活上の注意事項. 昆虫などの虫(節足動物)に刺されたり、咬まれたりして血を吸われ、虫の持っている病原体がうつります。 ・海外では日本にはいない蚊がいます。デング熱をうつすシマカなど主に昼間に活動する蚊、マラリアをうつすハマダラカなど主に夜間に活動する蚊がいます。蚊は多くの病気をうつし、中でもマラリアが危険です。 ・ハエの仲間にはサシチョウバエやツェツェバエといった血を吸うハエがいます。それぞれ、リーシュマニア症、トリパノソーマ症をうつします。 ・ノミ類は産卵に先立って血を吸います。動物とヒトの両方を刺すものもあります。ペストなどをうつします。 ・サシガメは、アジア、アフリカ、中南米などに分布している体長2~3cmの昆虫です。主として屋内におり、夜間寝ている人を襲います。トリパノソーマ症をうつします。 ・ダニはマダニ(Tick)と小型のダニ(Mite)に分けられます。マダニは咬みつく際に頭部を皮膚に深く入れるため、簡単には取り除けません。マダニは牧場や森林に発生することが多いため、このような場所に長く滞在しないことが大切です。リケッチア疾患など多くの病気をうつします。 ・シラミには、頭につくアタマジラミと服につくコロモジラミの2種類のヒトシラミに加え、陰毛に寄生し主に性行為で感染するケジラミがあります。コロモジラミが病原体を運ぶ点で重要です。発疹チフスなどをうつします。身体を清潔にし、頻繁に着がえることが大切です。脱いだ衣服は、高温でアイロンがけする、熱湯あるいは消毒液に浸すなどの方法で消毒します。 生活上の注意事項. ページ 先頭へ. 最近、梅毒にかかる人が増えていて、ここ数年で急激に増加しています。 梅毒は治療を受けないでほおっておくと全身の臓器に広がって命の危険もでてきます。また妊娠中のお母さんが梅毒にかかっていると胎盤を通して赤ちゃんにも梅毒がうつり、流産や死産になったり障害をもって生まれてきたりします。梅毒の他にもいろいろな性感染症があり、今月はどんな性感染症があるかを見ていきます。すべての病気はきちんと治療を受ければ治癒します。. レジデントノートとは Twitter Facebook. インフルエンザの特徴早見表 病原体 インフルエンザウイルス 潜伏期間 1から3日 感染経路 咳やくしゃみによる飛沫感染・接触感染 症状 38度以上の高熱、悪寒、頭痛、咳、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感、食欲不振などの全身症状。鼻水、のどの痛みや胸の痛みなど。(発熱は3から5日間続き、1週間程で治癒) 感染可能時期 症状出現1日前から解熱後2日まで 検査と診断 迅速診断キットによる抗原検査が一般的 治療 化学療法:タミフル・リレンザなどを症状出現後48時間以内に服用すると効果的。 対症療法:できるだけ安静にし、十分な睡眠と栄養摂取。室内の湿度を50から60%に保持。 脱水症状予防のため水分補給。 予防 ワクチン接種、手洗い・咳エチケット、人ごみを避ける、湿度のコントロール、規則正しい生活. TOP コラム 感染症・消毒 【医師監修】インフルエンザは空気感染しない?感染経路や予防対策を紹介. 閉じる サイト・ナビ くらし イベント・観光 産業・ビジネス 市政 大阪市トップページ. インフルエンザ感染症について香港(〜年)やアメリカ合衆国(〜年)で調べた結果によると,入院率や死亡率は,心臓疾患やがん,肺疾患,腎疾患などのほかの要素にかかわらず,女性よりも男性の方が高かったそうです 1) . この研究結果は,男性に多くみられる嗜好の違い,例えば喫煙や飲酒などの影響があるでしょうし,突っ込みどころがあります.しかし,マウスを用いた動物実験でも,雄マウスはインフルエンザAの罹患率および死亡率が雌に比べ高いことが示されており,これにはX染色体が関係する可能性が示唆されています 2) .さらに細胞を使った実験でも,閉経前の女性の細胞は,男性や閉経後の女性に比べ,風邪の原因となるライノウイルスに対する免疫反応が強いことがわかっており 3) ,女性ホルモンのエストロゲンが免疫反応を強化する一方,男性ホルモンのテストステロンは免疫力を弱めることが示唆されています. そして世界保健機関(WHO)は「インフルエンザへの感染やその結果について評価するためには,性別の違いを考慮すべき」と指摘しています. 今のご時世,性差の話はさまざまな問題があるのかもしれませんが,あくまで生物学的な男女の差を客観的に分析した研究は,ホルモンバランスを考慮した性差による治療法の開発にもつながるかもしれず,無視することはできないのです..